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気ままな一人暮らしの雑記Blog

お腹の中

 

子供の頃、初めて音楽を聴いて鳥肌が立った。

なんとも言えない気持ちにさせてくれたのがMISIA久保田利伸だった。

幼いながらにとっても沁みる感覚がして、なぜか心が満たされて踊りたくなる気持ちに気付いたのが11歳の時でした。

 

それから間もなく、近所の教会からポストに手紙が入っていました。

私はそれを見た瞬間、何も知らないくせに『ここに絶対行かなくちゃ』と感じ、親にお願いしてその教会のGospelへ毎週通うようになりました。

そこで、教会に来ていた黒人のおじさんが歌うSoulを聴いたり、いろんな事を学んでいくうちに完全にブラックミュージックの虜になりました。

 

そこからは15歳からダンスを始め、毎週渋谷に行っては新譜を聴いたり大好きな90年代のHIPHOPを掘ったり、円山町界隈でレコードを探し歩いたり。

とにかく音楽にのめり込みました。

 

しかしこの時既に、私は音楽で食べて行けない人生だとわかっていたので、音楽を仕事にしたいとは思いませんでした。(この理由についてはまた今度書こうと思います。)

 

母と将来の事を話す機会があったとき、何もわからないはずの子供だった私が何故ここまでハマったのか理由がわかりました。

 

『お腹にいる時から聴かせてたからね』と母から言われたのです。

 

母は久保田利伸が好きで臨月になってもライブに行っていたらしく、近所に住んでいる母方の叔父は、バックパッカーを経てクリスチャンになり、音楽もHIPHOPやreggaeが大好きだったということでした。

 

胎教って本当にあるんだと思います。

音楽だけではなくて、会話とかお母さんの感情も全部吸収してるんですね。

 

私もいつか母になるときは、今までと変わらず大好きなブラックミュージックを聴き続けようと思います。