旧盆
先月のお話です。
8月、沖縄では3日間のお盆があります。
ウンケー(8/20(金) 1日目)
ナカヌヒ(8/21(土) 2日目)
ウークイ(8/22(日) 3日目)
毎年必ず家族で集まり、先祖もみんな一緒に過ごすのが当たり前でした。
前回も書いた通り、私は親戚の家で一人暮らししているのですが、今年の旧盆は土日を跨いでいたのでウークイだけ実家に帰ろうと思っていました。
そんな前日の土曜日、沖縄でいうナカヌヒ。
起きたらとても暑かったので、クーラーと一緒に扇風機も付けて、出掛けるために支度を始めました。
少ししたら、ピッ!という音が聞こえ、振り返るとリビング側の扇風機が消されていました。
「あ〜消されちゃったな」と思い、またスイッチをつけに行きました。
その時私はこの家に住んでいた、亡くなったおじちゃんが消したんだなと自然に思いました。
翌日、実家に帰りウークイの際この話をしたところ、母の弟のおじさんは「あ〜きっとそれおじちゃんだろ。うちにも来てたから」そう言っていました。
前回書いた通り、おじちゃんはまだお墓が無いため、このおじさんちで遺骨をみてもらっています。
おじさんも前日におじちゃんが出てきて、「兄さんは〜...」みたいな話をしてきたそうです。
その時私のおじさんは"兄さん"というのが誰のことかわからなかったそうです。
その話をおじさんが母にしたら、「おじちゃんはお父さん(私のおじいちゃん)のことを兄さんって呼んで慕ってたのよ」と教えていました。
これを聞いて、本当におじさんはみえていて、更に本当におじちゃんは帰ってきていたんだなと感じました。
その後、私達はいつも通りしっかりウークイをしてお見送りしました。
皆さんも、お盆は本当に先祖が帰ってきているんだと感じて、しっかり手を合わせましょう。