夢の話メモ
昔の沖縄では、“生みの親”と“育ての親” というくらい、 両親に代わって育ててくれる人がいるのが当たり前でした。
母やその兄弟もそのように育てられていた為、私も同じように祖父母の元で育ちました。
父方のおじいちゃんは、まだ私が5歳くらいの時に亡くなりました 。
私が中学生の頃、大好きだった母方のおばあちゃんも亡くなり、 その数年後おじいちゃんも後を追うようにこの世を去りました。
幼少期の記憶がほぼ無い私にとって唯一覚えているのは、 祖父母と過ごした記憶と沖縄での記憶のみです。
私にとって、とても大切な存在でした。
おばあちゃんが亡くなった日から数日後の夢の話。
白い霊柩車が目の前で停まり、おばあちゃんが下りてきました。
「大丈夫だからね。何も心配することないよ。 いつでも見守っているからね。」
そう言ってまた霊柩車に乗り、どこかへ行ってしまう夢でした。
妙にリアルで、本当にあたたかい夢。
それからもたまにですが、おばあちゃんは夢に出てきてくれます。
沖縄の家の近くの海で、 引き潮の時に現れる岩陰で日差しをよけながらおやつを食べておしゃべりする夢や、ただいつも通り自宅で過ごす夢…
おじいちゃんもたまに出てきてくれますが、どんな内容の夢でも、 ただ黙ってじっと前を見ています。
そんなところもおじいちゃんらしいなと思います。
そして先日、父方のおじいちゃんも夢に出てきてくれました。
自営業だったおじいちゃんのトラックに一緒に乗っていて、 優しい笑顔で私に「小さい頃、こんなことしたよな。 あんなことろへ行って~…」と、思い出話をしてくれました。
幼少期の記憶があまりない私にとって、 その話してくれる思い出はあまり記憶にないものもあり、 でも楽しそうに話してくれているのが嬉しかった夢でした。
夢に亡くなった親族が出てくるのは、 何かメッセージがるからと言われてます。
これらは記憶も関係しているかもしれませんが、 本当に会いに来てくれていると思います。
次はいつ逢えるかな。