私の宝物
30代になった今でも実家で大切に保管している大好きなぬいぐるみ、通称"くーたん"がいます。
その"くーたん"はくまのぬいぐるみで、私が赤ちゃんの時から、ずっと一緒のベッドで寝起きを共にしていた、無くてはならない存在です。
つい数年前、まだ実家で暮らしていた時の話。
週末で仕事も休みだったので、私は家に迎えにきた友達と出掛けるため鏡台に向かい、急いで化粧をしていました。
私の部屋は2階。
友達と母が楽しそうに話している声が1階のリビングから聞こえてきていました。
するとその時私の部屋のドアが少し開き、そして少し閉まりました。
鏡越しだったのでよく見えなかったですが、真っ白の何かがドアの下の方に見えた気がしました。
実家では猫を飼っていたため、少し開いていたところから入ってきたのかな?と思い、化粧を終えて部屋を見回したところ、猫は入って来ていませんでした。
友達か母が呼びに来たのかな?
そう思って1階に降りたところ、まだ2人は楽しそうに話していて、誰も2階には来ていませんでした。
前回もBlogに書いた通り、今まで不思議な事はたまにあったのでそれほど気にしていませんでした。
その日友達と出掛けて、夜帰宅した時です。
母方の遠い親戚のおばさんが亡くなったと、私たちが出掛けた後に連絡が入ったことを知らされました。
母は沖縄の人なので、そのおばさんにも私が幼い頃以来会っていなかったとのでした。
すると母から、今日亡くなった方は"くーたん"をくれたおばさんなのよ。と聞かされました。
その時全ての辻褄が合いました。
だって、その時飼っていた猫はグレーの毛並みがとっても綺麗なロシアンブルー。
あの時部屋に入って来ていたとしても、白い影な訳がなかったんです。
そして、すっかり色が変わってしまっていましたが、大好きな"くーたん"はもともと真っ白なくまだったからです。
あぁ、おばさんが挨拶に来てくれたんだな。と、思い、母に昼間起きた事話をしました。
改めてこれからも"くーたん"は大切にしていたいなと思う出来事でした。